藤信化建株式会社
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インジェクト工法


●インジェクト工法
インジェクトチューブ工法とは、ベルギーのDe Neef construction chemicals社の工法特許です。弊社とDe Neef社は技術提携に調印致しました。
従来より打継部・クラック等の漏水の止水工法として各種の処理方法が採用されておりますが、パーフェクトな工法は殆どありませんでした。そして、耐久性という点では信頼性に乏しいという状況で、近年の都心部に於ける大規模な深度化が進行する中で、防止水工法にはますます高い技術が要求されている現状といえます。
弊社のインジェクト工法の最大の特長は、打継部・クラックに対しての防止水工法で構造物に殆ど傷を付けることなく、又防水技術がそれほど高いレベルの技術者でなくても、ほぼパーフェクトに止水工法を完成させることが出来ることです。
インジェクト工法は器具、注入ポンプが一体化され理想的な省力化、省人化された合理的なシステムです。また注入剤は水と反応はするが水には溶けない一液性で、アルカリ劣化が少なく耐久性を持続し、最も信頼性の高い注入剤といえます。

■施工方法
チューブの設置は構造物の中心に所定の金属バンドで固定する。
チューブの設置面に突起物がある場合は必ず除去して設置する。
注入孔と注入孔の間隔は5〜6mとする。
注入孔ホースは型枠より外に必ず出しておく。
注入は片方の注入孔から行い、次の注入孔から漏液次第コックを止め、打継部よりゲル状態の注入剤が溢出確認後完了する。
注入孔部取付完成(施工例)図
注入孔部取付完成(施工例)

■施工例
施工例写真01 施工例写真02 施工例写真03
施工例写真04 施工例写真05 施工例写真06


●信頼性と耐久性の高い止水工法の必要性
大深度化される地下構造物は、防水的要素の技術の低迷で常に漏水に遭遇して、悩まされているのが現状であります。コンクリートは、空気中の炭酸ガス、窒素酸化物、イオウ酸化物等の酸性物質と容易に反応し、又地下水の浸透等により表面より徐々に中性化へと移行し、鉄筋が発錆し易い環境をつくりだします。そして、鉄筋が発錆すると2.5倍以上の体積膨張を起こし、コンクリートに致命的な亀裂を発生させコンクリートの劣化の大きな要因になります。
従って、構造物のクラックの微細な空隙を充填し構造物背面に止水壁を形成し、長期的に維持できる止水工法を採用することが一番大切です。そこでインジェクト工法は経済性、耐久性にも優れた、素晴らしい工法なのです。


●インジェクトパッカ−工法の特性と効果
注入する樹脂「ハイドロアクティブタイト」は、ウレタン樹脂で水と接触すると固結反応を起こします。
注入した樹脂は、水に溶けないため、地下水には希釈されず、地下水と接触した部分から固結反応が始まり、炭酸ガスを発生して浸透を促進しながら固結して、注入量の数倍の固結体が得られます。生成した固結体は、ウレタン樹脂特有の強い接着力により、土粒子が相互に強く接着して、高強度で止水性の高い固結体を形成します。注入のノウハウは注入ポンプにあります。微細なクラックにも簡単に充填注入が出来るのは、全て注入ポンプの素晴らしい性能によります。ポンプの心臓部はシリンダーです。シリンダーはアメリカの「WEBAC」社の製品を使用しています。

 

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